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特別な注釈

発話行為

心的状態の一つ「言語」には,発話行為に関する注釈がある.発話行為の解釈の 違いは,後のコーパスの推定結果に影響を与えてしまう.このため,安定したコー パス作成を行なうために,発話行為の揺れを小さくする必要がある [徳久00].

発話行為は,飯田らの情報伝達行為[飯田90]を参考にしている. 発話理解を図[*]のように「行為の種類」と「対象の種類」の組で定義している.

図: 発話行為 ([徳久01]より引用)
\begin{figure}\begin{center}
\begin{tabular}{\vert c\vert c\vert} \hline
行為の..
...他& 始めの挨拶,終わりの挨拶など \\ \hline
\end{tabular}\end{center}\end{figure}

例:「山に行こう.」 「おはよう.」

〈行為の種類,要求〉 〈行為の種類,その他〉

〈対象の種類,プラン〉 〈対象の種類,始めの挨拶〉

↓ ↓

〈発話行為,プランの要求〉 〈発話行為,その他〉

発話文の表現と,発話行為の関係については,[杉坂 03]で調査されて いる.



平成16年4月17日