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評価

本手法で提案した「内と外の関係」の判断規則の有効性を、「アンカー和英辞典」 (約46000文)よりランダムに抽出した複文204文を用いて検証した。本実験は規則 作成に用いたデータと同一のデータを用いたためクローズドテストである。結果 は表3に示すように、内の関係については94.9%、外の関係について は63.8%の正解率を得た。成功例と失敗例を図6に示す。



  
Table 3: 「内と外の関係」の正解率
\begin{table}
\begin{center}
\vspace{-5mm}
\includegraphics[scale=0.8]{/home/fujimoto/kenkyu/genkou/taikai/hyou4.ps}\end{center}\end{table}



  
Figure 6: 失敗と成功の例
\includegraphics[scale=0.8]{/home/fujimoto/kenkyu/genkou/taikai/fig19.ps}


例文2のように、「行商人、登山者、…」など日本語語彙大系[2]に登録さ れていない名詞については、日本語語彙大系[2]の精度を上げる必要がある。 または、接尾辞「人、者」によって意味属性を決定することで解消されると思わ れる。





2001-10-01