次へ: 結合価パターンを用いた制約
上へ: 結合価パターンを用いた意味的制約
戻る: 結合価パターン
  目次
本研究における一般名詞意味属性体系[1]とは、単語を従来からある語彙
的分類ではなく、意味的用法により階層的に分類、体系化したものである。約40
万語の単語を12段の木構造により2710の意味属性に分類しており、日本語のシソーラ
スとしての規模、語彙数、意味分解能は世界最大級のものである。
図1は意味属性体系の構造の一部を記したものである。この意味属性体系には、
上位の属性は下位の属性を内包するといった特性がある。例えば、学校という意
味属性には小学校、学園、私塾などの単語が含まれているが、学校の上位属性
の公共施設には学校だけでなく、病院、役所といった属性に含まれる単語すべて
が内包されている。
平成14年5月1日