結合価パターンとは、格要素と用言の意味的共起関係を体系化したもの である。格要素の体言は名詞意味属性によって規制されている。
例えば、用言「養う」の結合価パターンを検索すると、表1に示されるパターンが得られる。
格要素は「{主体} が 」、や「{抽象物、人間活動、性質} を」のよ
うに、一般名詞意味属性によって分類、規制された名詞({主体}、{抽象物、人
間活動、性質}、等)と助詞を組み合わせて構成されている。そして格要素によ
り単一の用言は意味的に分類、規制され、複数の結合価パターンが存在する。