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モーラとは、仮名文字単位に相当し、音節とはやや異なっている。
モーラ情報には、モーラ数、モーラ位置があり、
モーラ数とは、モーラの数(単語に含まれる母音とnの個数)、
モーラ位置とは、単語中のモーラの位置を表す。
例を表1、2に示す。
表1は、音素記号列が「akai」の場合で、
音素記号列に含まれる母音とnの数は3つなので、モーラ数は3、
モーラ位置は、「a」は1、「ka」は2、「i」は3となる。
また、表2の音素記号列が「kimari」である場合は、モーラ数3、
モーラ位置は、「ki」は1、「ma」は2、「ri」は3となる。
Table 1:
音声ラベル「akai」のモーラ情報
仮名文字単位 |
a |
ka |
i |
モーラ位置 |
1 |
2 |
3 |
モーラ数 |
|
3 |
|
Table 2:
音声ラベル「kimari」のモーラ情報
仮名文字単位 |
ki |
ma |
ri |
モーラ位置 |
1 |
2 |
3 |
モーラ数 |
|
3 |
|
maeta tomohiro
2000-03-16