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ピッチとは声の高さの事で、声帯の振動周期で決まり声
帯の振動周期が短いと声の高さは高くなり、振動周期が長いと声の高さは低くな
る。
語頭や語尾において声帯振動が完全な周期性を持たないことなどから、ピッチ抽
出は難しく、今なお決定的な方法は確立されていない。
これまでの代表的なピッチ抽出法は、「波形処理、相関処理、スペクトル処理」
に大別される。
参考文献[1]で使われているピッ
チ周波数の抽出方法は、相関処理に属する自己相関法が使用されている。
この相関処理は、音声のディジタル信号処理において最も広く用いられている抽
出法である。
なぜなら相関処理は波形の位相歪に強く、またハード化においても比較的簡単な
構造で表現できるからである。
maeta tomohiro
2000-03-16