next up previous
Next: 評価試験 Up: No Title Previous: 録音件数の削減を目指した合成方法(合成方法B)

録音件数の調査


  
Table: 音節部品種類数と録音地名件数
  単語モーラ数 4 5 6 4$\sim$6 合計
  地名の全件数 31,222 38,430 35,635 105,287
合成方法A 音節部品種類数 7,606 10,670 12,025 30,301
  録音件数(割合) 4,560 (14.6%) 6,066 (15.8%) 6,262 (17.6%) 16,888 (16.0%)
合成方法B 音節部品種類数 2,749 3,821 4,491 11,061
  録音件数(割合) 1,633  (5.2%) 2,147  (5.6%) 2,373  (6.7%) 6,153  (5.8%)

本論文で合成対象とする語は 4$\sim$6 モーラの 日本の地名に限った. これは,以下の2点の理由からである. 1.予備調査の結果,これらの地名については モーラ数が決まればアクセント型がほぼ決まるのが わかったこと. 2.これらの地名だけでも全地名件数18万件の 6割である 105,287 件を占め, 大きな録音件数削減効果が期待できること.

合成方法A,Bについて 音節部品の種類数と録音が必要な地名件数を 調査した. 結果を表1に示す. 表中の録音件数の割合は, 各モーラ数の地名全件数に対する割合を示す.

合成方法Aでは 録音が必要な件数は約17,000件 [2], 合成方法Bでは 約6,000件であった.


Jin'ichi Murakami
1999-10-22