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ビームの絞り方

ビームの絞り方には、次の2つの方法がある。

  1. 尤度の閾値

    尤度の閾値でビームを絞る方法は、計算量が少なくてすむためよく利用されている [1]。しかし、認識を行なう前に予め閾値を決めておかなければならないため、 動作が不安定になることがある。

  2. ビーム幅

    一定のビーム幅でビームを絞る方法は、フレームごとにソーティングが必要に なる。そのため、計算量が増大する。

本論文では、後者のアルゴリズムを選択している。だたし、計算順序として、始 めにフレームごとに最も高い最大累積尤度($G_{max}$)からビーム幅$b$の最大累 積尤度 ($G_b$)を計算し、次にこの尤度 ($G_b$)でビームを絞り込んでいる。こ の方法はフルソートと比較すると計算量が大幅に削減できる[6]。



Jin'ichi Murakami 平成13年10月2日