本実験では、話者特徴量を表す音響パラメータとしてLPCケプスト
ラム (1 次〜16次) を用いる。ところで、話者識別においては長時
間平均スペクトルが有効であることが知られている[10]。
そこで実験では、通常の分析窓(フレーム窓長21.3 ms、フレーム
更新周期 10.7 ms)でLPC分析した時と、長時間窓(フレーム長を
213 ms、フレーム更新周期 107 ms)で分析した時の2種類で行な
う。その他の音声分析条件を表
1に示す。
音声特徴量 | LPC ケプストラム係数 |
標本化周波数 | 12 kHz |
LPC分析 | 14次 |
打ち切り次数 | 16次 |
フレーム長 | 21.3 ms (256点)| 213 ms (2560点) |
フレーム更新周期 | 10.7 ms (128点)| 107 ms (1280点) |
高域強調 |