図4に、文の長さとそれに対する出現回 数を示す。自由発話においては、「文」の明確な定義が困難である 事例が多いため、ここでは、文字化する際に、意味的にまとまって いると判断できる単位を「文」とした。この意味では、文の定義に は主観が含まれる。漢字仮名混じり表記に書き下したテキストデー タについての調査の結果、自由発話の1文の平均文字数は25.4文字 で、もっとも短い文は「あ」の1文字であり、もっとも長い文は 311文字であった。最も出現頻度の高い文は、「はい」の2092文で あった。また、自由発話の文の73%は32文字内に含まれていた。