next up previous
次へ: モデルの初期パラメータ依存性 上へ: 文音声認識への適用 戻る: 文音声認識の実験条件

文実験結果


図 7 に実験結果を示す。比較のため、言語モ デルを用いない場合(つまり音響モデルのみで認識した場合)と言語 モデルとして単語bigramを用いた場合を合わせて示す。実験から text-closedデータ, text-closedデータともに言語モデルがない場 合に比べ高い認識率が得られることや状態数が増えるにつれ認識率 が上昇することが確認された。この観点でErgodic HMMは言語モデ ルとして有効であると言える。また、Ergodic HMMと単語bigramを 比較すると、text-closed dataの実験ではErgodic HMMは単語 bigramに及ばなかったが、text-open dataの実験では単語bigramと 同等か、やや上回る認識性能が得られた。


図 7: 文音声認識結果
\begin{figure}\begin{center}
\epsfile{file=Figure/exp_res_recog.rate.ps,height=50mm}\vspace{-7mm}
\end{center}
\end{figure}





Jin'ichi Murakami 平成13年10月5日