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次にタスクの変化とモデル化の関係を調べるため、
2つのタスク(SET1・SET2)を
それぞれ状態数の異なる(2状態, 5状態, 8状態, 10状態)
HMMでモデル化する。
実験はSET1・SET2の全てのデータをモデル化の対象とした。
実験は、HMMの各状態数について、
尤度の変化がに収束するのを再推定の打ち切り条件として
10回ずつモデル化を繰り返す。
表 3:
タスクの変化とモデル化の関係
SET1 |
状態数 |
2 |
5 |
8 |
10 |
entropy |
3.27 |
2.43 |
2.23 |
2.38 |
SET2 |
状態数 |
2 |
5 |
8 |
10 |
entropy |
3.18 |
2.41 |
2.27 |
2.14 |
|
このようにして算出した結果の平均値を表 3に示す。
エントロピーは、
状態数の増加によって単調に減少するのではなく、
タスクの種類に応じたある状態数で最小となる。
Jin'ichi Murakami
平成13年10月5日