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適合文型正解含有率($P2$

文型パターンを使用した翻訳では,通常,各入力文に対して使用できる文型パターンが1つ以上存在することが望まれる.そこで,適合文型パターンがあった入力文を対象に「適合文型正解含有率$P2$」を評価した結果を表16に示す.表中の「完全一致」の欄は,「完全一致」した文型パターン(いずれも1つ以上)を持つ入力文が対象で,1入力文に「完全一致」した文型パターンの中に各ランクに該当する文型パターンが1つ以上含まれる割合を示す.これに対して,「部分一致」の欄は,「部分一致」した文型パターンしか持たない入力文が対象で,適合文型パターンの中に該当する文型パターンが1つ以上含まれる割合を示す.また,「全体」の欄は,適合した文型パターン(「完全一致」,「部分一致」のいずれでも良い)の中に,該当する文型パターンが1つ以上含まれる割合,すなわち「適合文型正解含有率$P2$」を示す.


1.5
表 16: 適合文型正解含有率$P2$
評価のレベル 完全一致 部分一致 全体(適合文型正解含有率$P2$
ランク1 81.0% 17.8% 35.6%
ランク2 50.0%  9.6% 20.9%

この表から,適合した文型パターン全体の「適合文型正解含有率$P2$」は,「適合文型意味正解率$P1$」(表15)に比べて,約2倍大きいことが分かる.



平成16年11月17日