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節レベルの文型パターン化の方法

節変数$CL$を用いた英語文型パターンの汎化を行う.簡単な例を示す。

<例>

畳の上に1時間も座っていたので足がしびれた。→  $VP1.teiru.kako$ので/$CL2.kako$

      $VP1$          $CL2$

After sitting on the tatami floor for an hour, my feet were asleep. 
           $VP1$          $CL2$
→ After $VP1.ing$, $CL2.past$.

(1)
変数化する節

 以下の条件を満たす線形な名詞節,連体節,連用節,引用節,並列節を変数化の対象とする.

(i)
用言とそれに付随する格要素の範囲の表現(「パターン任意要素」が含まれても良い)のうち,英語表現の主語に対応する格要素を持つこと.
(ii)
英語側に対応する節形式の要素が存在し,その意味は日本語側の節の意味に対応すること.
(iii)
意味的対応関係は,文脈等の情報に依存しないこと.また,節内に英語文型全体を左右する要素を持たないこと.

(2)
変数化する節の範囲

 変数化する範囲は,「命題命名のレベル」[*]の単文(核文とも言う)とする.すなわち,節変数に代入される値は,用言(体言述部の場合は体言)とそれに付随する格要素,副詞要素の範囲とし,時制,相,様相の情報を示す関数類はそのまま残す.



平成16年8月30日