を状態から遷移する際に記号を出力する 確率と定義して、HMM()のエントロピーは次 のようにして求められる[60]。
(2.45) | |||
(2.46) | |||
(2.47) |
ただし、
....... | HMMの状態数 | |
....... | シンボルの数(種類) | |
....... | 状態から状態へ遷移する確率 | |
....... | 状態から状態へ遷移する際にを出力する確率 | |
....... | 状態の定常状態確率 |
定常状態確率は以下の計算式から得られる[83]。
Ergodic HMMにおいて、状態から遷移を開始し、回の遷移を繰り返し
た後に状態に達する確率(次の遷移確率)をと表すこと
にする。には次の式が成立する。
(2.48) |
(2.49) |
(2.50) |
したがって、定常状態確率確率 は、2.67式と 2.68式を解くことにより、遷移確率から求められる。