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モデル1では, 全ての単語の対応に対して, 英語文の長さ
にのみ依存し, 単語対応の確率を一定としている.
そこで, モデル2では,
番目の仏単語
と対応する英単語の位置
は英語文の長さ
に加えて,
と, フランス語文の長さ
に依
存し, 以下のような関係とする.
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(2.9) |
この関係からモデル1における(2.4)式は, 以下の式に変換できる.
モデル2では, 期待値は
と
の2つが存在する.以下の式から求められる.
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(2.12) |
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(2.13) |
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(2.14) |
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(2.15) |
は対訳文中の英単語
と仏単語
が対応付けされる回数の
期待値,
は英単語の位置
が仏単語の位置
に対応付
けされる回数の期待値を表している.
モデル2では, EMアルゴリズムで計算すると複数の極大値が算出され, 最適解が
得られない可能性がある.モデル1では
となるモデル
2の特殊な場合であると考えられる.したがって, モデル1を用いることで最適解
を得ることができる.
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2020-03-11