model1において,アライメントの確率は英語文の長さにのみ依存する.
そこでmodel2では,英語文の長さに加え,単語目のアライメント,
日本語文の長さに依存するとし,以下の式で表す.
よって,model1の式(6)は以下のように置き換えられる.
model2において,対訳文中の英単語と日単語が対応付けされる回数の期待値である
と,日単語の位置と英単語の位置が対応付けられる回数の期待値
が存在する.以下に,期待値
と
を求める式を示す.
model2においても,最適解を推定するためにEMアルゴリズムを用いる.しかし,計算によって複数の極大値が算出され,最適解が
得られない場合が存在する.model2の特殊な場合に,
が挙げられるが,これはmodel1として考えることができる.また,最適解が保証されているmodel1で求められた値を初期値として用いることで,最適解を求めることができる.
s142006
2018-03-06