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評価方法

本研究ではTDSMTを4つの基準で評価する.本研究では主に,TDSMTの翻訳可能な入力文の割合(カバー率)に焦点を当てて評価を行う.これは,TDSMTは手法が厳格であるため,統計翻訳と比較して,カバー率が低くなることが予測されるためである.

カバー率の原因を観測するため,変換テーブルの数や精度,実際に翻訳に利用する変換テーブルの数を調査した.報告は出力が得られた順に行う.

1)
作成した変換テーブルの数
3.4節の方法で作成した変換テーブルの数を調査する.
2)
作成した変換テーブルの精度
3.4節の方法で作成した変換テーブルの中からランダムで100個抜き出し,人手評価を行い精度を調査する.
3)
翻訳に利用する変換テーブルの数
従来手法と提案手法で翻訳に利用する変換テーブルの数を比較調査する.なお,変換テーブルの数は入力文一文あたりの平均数で示す.
4)
カバー率の調査
TDSMTで翻訳実験を行う.1,000文を翻訳し,カバー率を調査する.なお,この調査においては,翻訳の正誤は問わない.



Hiroto Yasuba 2019-05-08