気高い | 神々しい | ||
素性 | 正規化 22#22 値 | 素性 | 正規化 22#22 値 |
素性1:いさ | 0.73 | 素性1:神 | 0.74 |
素性1:悲しみ | 0.69 | 素性1:さ | 0.64 |
素性1:さん | 0.63 | 素性1:姿 | 0.61 |
再現率中の例として,「気高い」と「神々しい」という対がある. これらの語は両方,EDR日本語単語辞書で概念識別子に3cefa8が与えられており, EDR概念辞書によるとこの識別子は「優れて気高いさま」を意味する.
表6.18と正解例2より「神々しい」を選択する際に,「神」といった素性に高く依存していることが分かった.しかし誤り例1を見てみると,「精神」といった形で「神」が出現すると素性に依存して「神々しい」が選択されてしまうため有用とは言えなかった. また「悲しみ」といった単語が出現すると,それと同時に「気高い」が使われている文が多かった.「さん」が素性に出現していることから一般的に人物に対しては「気高い」を使うことが多いことが分かった.
よって,この類義語対は使い分けを必要とする傾向にあると考えられる.