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()式は以下の式に分解することができる.10#10はフランス語文の長
さ,11#11はフランス語文における,1番目から12#12番目までのアラ
イメント,13#13はフランス語文における,1番目から12#12番目まで
単語を表している.
()式ではとても複雑であるので計算が困難である.そこで,モデル1
では以下の仮定により,パラメータの簡略化を行う.
- フランス語文の長さの確率15#15は10#10, 16#16に依存しない
- アライメントの確率は英語文の長さ18#18に依存する
- フランス語の翻訳確率
20#20は,仏単語21#21に対応する英単語22#22に依存する
パラメータの簡略化を行うことで,24#24と25#25は以下の式で表
される.
26#26 |
27#27 |
28#28 |
(2.3) |
29#29 |
27#27 |
30#30 |
(2.4) |
|
27#27 |
31#31 |
(2.5) |
モデル1では翻訳確率32#32の初期値が0以外の場合,
Expectation-Maximization(EM)アルゴリズムを繰り返し行うことで得られる期待
値を用いて最適解を推定する.EMアルゴリズムの手順を以下に示す.
- 手順1
- 翻訳確率32#32の初期値を設定する.
- 手順2
- 仏英対訳対
33#33(但し,
34#34)において,仏単語7#7と英単語8#8が対応する回数の期待値を以下の式により計算する.
36#36はフランス語文37#37中で仏単語
7#7が出現する回数,
38#38は英語文16#16中で英単語8#8
が出現する回数を表している.
- 手順3
- 英語文39#39の中で1回以上出現する英単語8#8に対して,翻訳確率32#32を計算する.
- 定数40#40を以下の式により計算する.
- ()式より求めた40#40を用いて,翻訳確率32#32を再計算する.
42#42 |
27#27 |
43#43 |
|
|
27#27 |
44#44 |
(2.8) |
- 手順4
- 翻訳確率32#32が収束するまで手順2と手順3を繰り返す.
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2016-03-17