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階層クラスタリング:結果

5.4と表5.5より得られた修正文をRを用いて階層クラスタリングし, 分析を行った. 図4.18に記載必要項目「目的」についての階層クラスタリング結果, 図4.19に記載必要項目「目的」についての階層クラスタリング結果を示す. 図4.18と図4.19に書かれている番号は表5.4と表5.5の修正文の番号を示している.

図 5.18: 「目的」についての修正文の階層クラスタリング結果
62#62

図 5.19: 「問題点」についての修正文の階層クラスタリング結果
63#63

図4.18と図4.19の結果と表5.4と表5.5の修正文から似ている修正文同士の共通部分を調査する. 例えば, 記載必要項目「目的」であれば図4.18で隣り合っている文5「メカニズムの解明を目的としてウイグル語の」と文6「言語構成の解明を目的として」を見ると「〜の解明を目的として〜」という共通部分があることが分かる. 同様に, 記載必要項目「問題点」であれば図4.19で隣り合っている文9「〜出回るという問題が発生する.〜」と文14「という問題が発生する」を見ると「〜という問題が発生する」という共通部分があることが分かる. このようにして, 隣り合っている文番号の修正文の共通部分を調べて修正パターンを獲得する. 獲得した修正パターンを表5.9に示す.




表 5.9: 階層クラスタリングで得られた修正パターン
項目名 比較した文番号 修正パターン
目的 文3-文13 〜の〜を目的として
  文5-文6 〜の解明を目的として
  文9-文10 〜では, そのようなコストの問題を解消するために〜特許データベース〜からシ ソーラスを自動的に構築する手法を提案する.
  文23-26 〜と〜し〜日本語ニュースの〜を目的として
問題点 文1-文15 〜問題点〜
  文4-文13 〜そのような〜
  文9-文14 〜という問題が発生する〜
  文3-文7-文10-文16 〜という問題がある〜



2017-02-24