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活性伝搬

4.3節で構築した社会構造モデルにおいて,実際に活性伝搬を行う.

3.4を用いて, 活性回数$ t$ のときの単語の活性値を表すベクトル$ A(t)$ の変化を求める. 活性回数とは,モデルのキーワードである地震に1を入力し,入力された1がエッジの重みによって分散され,各ノードの活性値として蓄積されていく回数である. 一定の活性回数で,各ノードの活性値を比べることで単語の重要度を調査する.

ここでは,地震が活性した場合の結果を調べることとして,初期値A(0)には地震のみ1とし他を0としたベクトルを用いる. モデル外部からの刺激は無いものとして式4.1を用いて実験を行う.

また, 減衰率を表す減衰パラメータ$ \gamma$ を変えることで活性値の変化を比較する. 影響力を表す伝搬パラメータ$ \alpha$ は,活性の伝搬はモデルの構造を表すベクトル$ R(t)$ によってのみ行われるため, $ \alpha = 1$ とする. 減衰パラメータは $ 0<\gamma<1$ において比較実験を行う.

具体的には, $ \gamma = 0$ $ \gamma =0.5$ $ \gamma = 1$ , に分けて実験を行い,比較する.



平成25年2月21日