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人名の変遷情報の推定方法

手順1
論文から著者名データ(本論文では著者名と共著の人名を合わせたものを著者名データとする)を抽出し, その中から指定した人名を抽出し人名Aとする.

[*]は著者名データの例である. 「出現年, 著者名,著者名,著者名,...」という記述となっている.

図: 著者名データの例
\begin{figure}\begin{center}
\begin{itembox}[c]{著者名データ}
\begin{verbatim}...
...,兵藤安昭,池田尚志
・・・\end{verbatim}
\end{itembox}
\end{center}\end{figure}

手順2
人名Aを含む著者名データを取り出し, その中より(最初の時期によく共起した情報を取り出したいため) 出現年の早いものから10件の著者名データを取り出す(下の例を参照).

[*]は「松吉俊」を人名Aとして抽出した例である. 「松吉俊」が出現する著者名データの中から,出現年の早いものから10件を取り出している.

図: 「松吉俊」を人名Aとして抽出した例
\begin{figure}\begin{center}
\begin{itembox}[c]{著者名データ}
\begin{verbatim}...
...,杉山賛太,松吉俊,佐藤理史\end{verbatim}
\end{itembox}
\end{center}\end{figure}

手順3
その10件の著者名データから共起している人名すべてを取り出し, 人名$ B_{i}$ ($ i$ は整数.$ B_{i}$ は共起している人名の異なり数だけ設定する.)とする. [*]節の方法で重みを付け,出現した論文の分だけ人名$ B_{i}$ ごとにその重みを加算する.

[*]は「松吉俊」を人名Aとして抽出した$ B_{i}$ の例である. 「松吉俊」と共起した人名を抽出している.

図: 「松吉俊」を人名Aとして抽出した$ B_{i}$ の例
\begin{figure}\begin{center}
\begin{itembox}[c]{著者名}
\begin{verbatim}注連隆...
...
宇津呂武仁
松吉俊
佐藤理史\end{verbatim}
\end{itembox}
\end{center}\end{figure}

手順4
初出現年が人名Aの初出現年よりも早く,重みが最も大きい人名(人名B)を人名Aのルーツとする.

[*]に図式化したものを載せる.

図: 人名の変遷情報の推定方法
\includegraphics[width=10.5cm,clip]{kadai1_fig.eps}



平成25年10月13日