表8.3より,ベースラインと先行手法にほとんど差がないことが確認できる.表8.3における,先行手法◯の例を表8.4に,ベースライン◯の例を表8.5に,差なしの例を表8.6に示す.
入力文1 | 陽気 な ふるまい を する 。 |
正解文1 | She has a vivacious manner . |
ベースライン出力文1 | The behavior . |
先行手法出力文1 | I will be a cheerful behavior . |
入力文2 | 大事 な 事 を 忘れ て い まし た 。 |
正解文2 | I forgot something important . |
ベースライン出力文2 | I have an important forgot the matter . |
先行手法出力文2 | I forgot an important matter . |
入力文3 | 彼 の 発表 の 説得 力 に 感銘 を 受け た 。 |
正解文3 | I was impressed by the cogency of his presentation . |
ベースライン出力文3 | His announcement of persuasion I was impressed by the . |
先行手法出力文3 | I was impressed by the announcement of persuasion of him . |
表8.4における最初の例では,ベースライン出力文1は動詞を出力していない.一方,先行手法出力文1は主語と動詞を出力している.
2つ目の例では,ベースライン出力文2は文構造が誤っている.一方,先行手法出力文2は,主語と動詞を適切に出力している.
3つ目の例では,ベースライン出力文3は文構造が誤っている.一方,先行手法出力文2は,適切な文構造である.
入力文1 | 自分 の 健康 状態 について 主治医 に 相談 し た 。 |
正解文1 | He has consulted his physician about his health . |
ベースライン出力文1 | I consulted a doctor about his health conditions . |
先行手法出力文1 | I about his health conditions of you to consult a doctor . |
入力文2 | まったく 知性 に 欠け て いる 。 |
正解文2 | He is intellectually bankrupt . |
ベースライン出力文2 | He is lacking in intelligence . |
先行手法出力文2 | I was quite is lacking in intelligence . |
入力文3 | 目覚まし 時計 の 音 で 目 を 覚まし た 。 |
正解文3 | I woke up at the sound of the alarm clock . |
ベースライン出力文3 | I was woken up by the sound of alarm clock . |
先行手法出力文3 | I was woken up by the sound of alarm clock for me . |
表8.5における最初の例では,ベースライン出力文1は適切な動詞を出力している.一方,先行手法出力文1は動詞を出力していない.
2つ目の例では,ベースライン出力文2は,入力文に対して適切な翻訳である.一方,先行手法出力文2は,be動詞``is"を不適切に出力している.
3つ目の例では,ベースライン出力文3は,入力文に対して適切な翻訳である.一方,先行手法出力文3は,不適切なフレーズ``for me"を出力している.
入力文1 | 狂喜 し て い た 。 |
正解文1 | He was wild with delight . |
ベースライン出力文1 | He went . |
先行手法出力文1 | I went . |
入力文2 | 無条件 で 尽力 し た 。 |
正解文2 | He offered his services without condition . |
ベースライン出力文2 | He spoke in . |
先行手法出力文2 | I spoke in . |
入力文3 | 夢 の 世界 に 住ん で いる 。 |
正解文3 | He lives in a dream world . |
ベースライン出力文3 | He lives in the world of dreams . |
先行手法出力文3 | I live in the world of dreams . |
表8.6における最初の例では,ベースライン出力文1と先行手法出力文1の両方において,不適切な出力である.
2つ目の例では,ベースライン出力文2と先行手法出力文2の両方において,不適切な出力である.
3つ目の例では,ベースライン出力文3と先行手法出力文3の両方において,適切な出力である.