入力文 |
警官 が 交通 整理 を し た 。 |
正解文 |
The police kept a clear passage for the |
|
traffic . |
ベースライン |
The policeman the traffic . |
提案手法 |
A policeman is directing the traffic . |
表26のとき,ベースライン,提案手法で使用されたフレーズテーブルはそれぞれ以下の通りであった.
表29のとき,ベースライン,提案手法で使用されたフレーズテーブルはそれぞれ以下の通りであった.
提案手法において,``が 痛む"に対して,``I have a pain in"という長いフレーズが選出されている. この原因としても,解析文例1と同様に,``が 痛む"のいくつかの対訳フレーズの確率が,抽出文対によって変動したことが考えられる.
入力文 |
彼 は ビル から 外 に 出 た 。 |
正解文 |
He left the building to go outside . |
ベースライン |
He is out of the building . |
提案手法 |
He got out of the building . |
表32のとき,ベースライン,提案手法で使用されたフレーズテーブルはそれぞれ以下の通りであった.
解析文例3では,ベースラインにおいて,``彼 は" が ``He is " に翻訳されたことで,不自然な翻訳文となった. しかし,提案手法において,``彼 は" が ``He"に翻訳されている.これは,抽出文対中に,``彼 は"が``He"に翻訳されている 例が多くあったことを示していると考えられる.
入力文 |
物理 学 の 勉強 に は 数学 の 十分 な 知識 |
|
が 必要 で ある 。 |
正解文 |
The study of physics demands a good |
|
knowledge of mathematics . |
ベースライン |
The physics is necessary to the study |
|
of sufficient knowledge of mathematics . |
提案手法 |
He is necessary to the study of physics |
|
sufficient knowledge of mathematics . |
表35のとき,ベースライン,提案手法で使用されたフレーズテーブルはそれぞれ以下の通りであった.
は The |
物理 学 physics |
が 必要 で ある is necessary |
の 勉強 に to the study of |
十分 な 知識 sufficient knowledge |
の of |
数学 mathematics |
。 . |
は He |
が 必要 で ある is necessary |
の 勉強 に to the study of |
物理 学 physics |
十分 な 知識 sufficient knowledge |
数学 の of mathematics |
。 . |
解析文例4では,提案手法において,``は"が``He"に翻訳されたことで,適切ではない英語文が出力された. この原因の1つとして,抽出文対中の誤りのある文によって,``は"が``He"に翻訳される確率が高くなったことが考えられる.
入力文 |
気温 が ちょっと 上がっ た 。 |
正解文 |
The temperature rose a little . |
ベースライン |
The temperature went up a little . |
提案手法 |
The temperature is going up a little . |
表38のとき,ベースライン,提案手法で使用されたフレーズテーブルはそれぞれ以下の通りであった.
入力文 |
その 風習 は 5 0 年 ほど 前 に 滅び た 。 |
正解文 |
That custom died out about 50 years ago . |
ベースライン |
That practice has lost in 50 years ago . |
提案手法 |
That practice has lost five hundred years ago . |
表41のとき,ベースライン,提案手法で使用されたフレーズテーブルはそれぞれ以下の通りであった.
その 風習 は That practice has |
滅び lost |
5 0 five hundred |
年 ほど 前 に years ago |
た 。 . |
提案手法において,数字の翻訳に誤りがある.この原因として,抽出文対中の誤りのある文の中に``5 0"に対して``five hundred"となる文が含まれていたことが考えられる.
入力文 |
涙 が 一 粒 彼女 の ほお を 流れ落ち た 。 |
正解文 |
After ran down her check . |
ベースライン |
Tears ran down her cheeks with a grain . |
提案手法 |
Tears trickled down her cheeks . a grain . |
表44のとき,ベースライン,提案手法で使用されたフレーズテーブルはそれぞれ以下の通りであった.
解析文例7において,ほとんどのフレーズは同じものか,同様の意味のものが用いられている.しかし,提案手法において,``た"が``. "に翻訳されたため,不自然な翻訳文となった.この原因も,抽出文対中の誤りにあると思われる.
入力文 |
あの 人 は 決して 学者 など と は いえ ない 。 |
正解文 |
He has no claim to scholarship . |
ベースライン |
That person is never as a scholar . |
提案手法 |
Time , however , is not do not that person . |
表47のとき,ベースライン,提案手法で使用されたフレーズテーブルはそれぞれ以下の通りであった.
と は いえ Time , however |
など , |
は is |
ない not |
決して 学者 do not |
あの 人 that person |
。 . |
提案手法において,``と は いえ"が``Time , however"に, ``決して 学者" が``do not" に翻訳されたことによって 不自然な英語文が出力されている.この原因も,抽出文の誤りによって,翻訳確率が変動したためであると考えられる.