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目次
デコーダは, 言語モデルや翻訳モデルに対して重みを与えることができる.例えば,言語モデルに対して高い重みを与えると,デコーダは言語モデルの確率 を重視した出力を行う.各モデルに与える重みをパラメータと呼ぶ.
このパラメータを最適化するため,MERT(Minimum Error Rate Training)[8]という手法を用いる.
MERTは,後述する自動評価法BLEUのスコアが最大となる翻訳結果を出力するようにパラメータ
の調整を行う.個のパラメータ
の最適化に用いる式を以下に示す.
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ここで, はパラメータ が与えられたときの,デコーダの出力文である.また, はBLEUのスコアであり,デコーダの出力文と,入力文に対してあらかじめ用意された正解文 から計算される.
なお,パラメータチューニングにおける入力文として,ディベロップメント文と呼ばれるデータを用いる.
ディベロップメント文を試し翻訳し,各文に対して上位N個の翻訳候補を出力する.そしてN個の中から,より自動評価値が高い翻訳候補が上位に来るようにパラメータに
最適化する.試し翻訳とパラメータの調整を繰り返すことで,パラメータチューニングを行う.
平成23年3月3日