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GIZA++

GIZA++[7]とは,統計翻訳に用いるための単語の確率値の計算を行うツールである.IBM翻訳モデルのmodel1からmodel5に基づいて,単語の対応関係の確率値を計算する. GIZA++を用いた場合,以下のファイルが出力される.
1. T TABLE (Translation Table)
T TABLEは,Model1からModel3により作成された翻訳確率$P(f\vert e)$のデータである.$f$は翻訳する言語で,$e$は目的言語である.T TABLEは各行が,目的言語の単語ID($e_id$),翻訳する言語の単語ID($f_id$),翻訳する言語の単語から目的言語の単語へ翻訳する確率( $P(f_id\vert e_id)$)で構成される.
2. N TABLE (Fertility Table)
N TABLEは,目的言語の単語における繁殖数を表したデータである.N TABLEは各行が,目的言語の単語ID($e_id$),繁殖数が0である確率($p0$),繁殖数が1である確率($p1$),…,繁殖数がnである確率($pn$)で構成される.



平成23年3月3日