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情緒名による誤り

元々付与されている情緒名による誤り例を以下に示す.

(情緒名による誤り例)
      入力文:花子は太郎を無視した
      情緒主と関連事物との関係:接近(太郎にとって花子は仲良くしたいもの)

情緒主と関連事物との関係が「接近」であるため,「対人関係・近(太郎,花子)」は真であり, 「不要」は常に真であるので,計算機は《嫌だ》と《怒り》を出力する. 正解の情緒である《悲しみ》,《恐れ》と比較した結果, 出力した《嫌だ》と《怒り》のどちらも不一致となった.

この結果から,仲良くしたい人物から無視された場合, 嫌われたなどとショックを受けるため, 《嫌だ》や《怒り》よりも, 《悲しみ》や《恐れ》になる可能性が高いと予想される. 以上から,元々付与されている情緒名の見直し,変更を行う必要がある.



平成25年2月12日