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IBMモデル

翻訳モデルの代表例としてIBM翻訳モデルがある.IBMモデルでは英語文e, 日本語文jの翻訳モデル$P(j \mid e)$を計算するためにアライメントaと呼ばれる概念を導入し,以下のような式を考える.なお,アライメントとは ある日本語単語jと英単語eの対応関係のことを示す.
$\displaystyle P(j \mid e)$ $\textstyle =$ $\displaystyle \sum_{\it a} P(j,a \mid e)$  

IBMモデルでは,日英翻訳の場合,英単語は1対nの対応を持ち,日本語の 単語は1つの英単語のみと対応すると仮定する.また,日本語の単語の対応関係 として適切な英単語がなかった場合,英語文の文頭の特殊文字eと対 応付けを行う.



平成22年2月13日