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目次
本研究では移動するポイントを-160から160と決めていた.シフト幅程度とれば,
カバーできると考えていたが,実験の結果,カバーできない場合があった.
それは,着目するフレームが左に移動し,次のフレームが右に移動した場
合である.具体的には左に移動したポイントと右に移動したポイントの合計が320以
上ならば,不連続となる.表6に,各話者ごとに,不連続点があ
る単語数を示す.
表 6:
窓かけ対象外となった領域を含む単語数
認識する話者 |
単語数 |
mau |
58/5240 |
mms |
32/5240 |
ftk |
274/5240 |
fyn |
350/5240 |
表をみると,女性話者に不連続点となる領域
を含む単語が多い事がわかった.今後は,不連続点が生じない移動するポイント数を
調べた上で実験を行う.具体的には,今回移動するポイントをプラスマイナス
160としていたのを,80または40にしようと考えている.
また,母音を含むフレームのみを行っているが,子音を
含むフレームに関しても行う必要がある.
平成21年3月17日