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音声波形の前後のpause部分を除いた状態

5には,音声波形の前後のpause部分を除き,母音と子音 を区別した状態において,位相を考慮していない場合(従来手法)と初期位相を標準化して特徴抽出を行った場合の実験結果を示す.




表 5: 音声波形の前後のpause部分を除いた状態の各話者の認識率
  mau mms ftk fyn 平均
従来 92.06[%] 90.95[%] 83.74[%] 87.25[%] 88.43[%]
位相標準化 89.12[%] 91.15[%] 84.50[%] 86.41[%] 87.80[%]

実験の結果,従来手法と比較すると,話者mms,話者fynが,位相を標準化した認識率が向 上し,半数の話者の認識率が向上した.

しかし,全話者の認識率の平均を比較すると,従来手法の認識率が88.43[%],位 相を標準化した認識率が 87.80[%]となり,位相を標準化した認識率の方が低下 した.



平成21年3月17日