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目次
研究者2名からアンケートの要求があり,2つのアンケートアプリケーションを自
動作成プログラムで作成し,実行した.一つは,被験者がテキストを読み,感じ
とれたテキストの口調の程度を「やわらかい」,「中立」,「きつい」の3つの
選択肢から選ぶアンケートである.テキストの作成者は,3つの口調の程度を意
識してテキストを書いているため,選択肢ごとの集計とともに,テキスト作成者
が意図した口調の程度と,被験者が選択した口調の程度との一致数も求める.も
う一方は,被験者がテキストを読み,テキストの下線部の表現のみから推定でき
る情緒を「Positive」,「Negative」,「PositiveもしくはNegative」,「情緒
なし」の4つの選択肢から選ぶアンケートである.
被験者がアンケートを行った後,アンケートアプリケーションは,2つのアンケー
トに対して,選択肢ごとの集計結果と,質問ごとの被験者の回答内容を示したリ
ストをファイルに出力する.尚,前者のアンケートに対しては前述の一致数も出
力する.最後に出力した結果ファイルを研究者に送信する.
ここで,2つのアンケートを使用した被験者3名,および研究者2名からのテスト
ベンチの使用感の評価を,それぞれ自由記述形式で得た.被験者からは,使用方
法が説明無しで理解できると評価された.また,研究者からは,集計における時
間的コストが削減できたと評価された.
以上より,テストベンチが使いやすいインタフェースを有していること,また,
アンケートの集計が効率的であることが確認できた.
平成21年3月31日