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目次
パラメータintersectionで作成したフレーズテーブルの翻訳確率値は値が小さい
傾向が見られた.
しかし,人手で作成された翻訳対は対応の信頼が高いため,翻訳確率値が大きい方
が,良いのではないかと考えて第6章において翻訳対に付与した翻訳確率の重み
の調整を行った結果,翻訳精度が向上した(P43,表6.1).
しかし,翻訳確率を大きくしすぎると逆に翻訳精度が低下した.これは他のパラ
メータとのバランスが崩れたためであると考えている.
また,テストデータにより翻訳精度が最大となる翻訳確率の重みも異なった
(P44,表6.2).これらの結果から,翻訳精度向上のためには,更に厳密な重みの
調整が必要であり,翻訳対に付与する翻訳確率の信頼性について調査が必
要であると考えている.
平成21年3月17日