接続表現「ないと」を辞書[6]で調べると次の解説が記載されている.
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l]日本語文型辞典における「ないと」の解説 文末に『遅刻する』『難しい』などのマイナス評価の内容を表す表現を伴って, あることがらが成立しない場合には好ましくない事態が起こるという意味を表す. 『...ないと』の部分で述べたことがらを促したり,そうしたほうがいいと忠告 を与えたりする場合に使うことが多い. |
このことから,『ないと』を含む文において,「後節の事態に対して後節の主語 となる人物に《Negative》な情緒が生起しうる」と情緒的な属性が分析できる. したがって,「ないと」には「情緒の共起」という情緒属性があるといえる.