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情緒に関する接続表現の分類基準

先行研究[1],[2]より情緒の正負を反転させる際に用 いられる接続表現が存在することが示されている.また接続表現の中には従属節, 主節の情緒を特定するものが存在する可能性がある.

以上から,情緒に関連する接続表現には次の属性があると考えられる.

(i)
情緒の極性変換性
従属節と主節の情緒が反転するときに用いられやすい接続表現が存 在する可能性がある.同様に,保持するときに用いられやすい接続表現が 存在する可能性がある.そこで,情緒の正負が反転するときに用いられ る接続表現を「反転」,保持するときに用いられる接続表現を「保 持」,反転も保持もしない接続表現を「不問」とする.
(ii)
情緒の制限性
従属節,主節のいずれかに情緒の正か負どちらかが共起しやすい接 続表現がある可能性がある.そこで,特定の情緒が推定される場合 は「特定」,特定の情緒との共起が見られない場合は「不特定」と する.



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平成20年6月3日