村上ら[4]は,長いフレーズを持つフレーズ対を生成するために, 学習に用いられるオプション``max-phrase-length''の値を変更した. ``max-phrase-length''は,フレーズテーブル内の日本語と英語のフレーズ中の 単語数の上限値であり,7がデフォルトの値である.デフォルトの値はフランス 語と英語の翻訳のために設定された値である.村上らは対応する単語の位置が大 きく変化する日本語と英語の翻訳では,フレーズが長いほどフレーズ対の精度が よくなるとし,``max-phrase-length''の値を20とした.本研究でも同様の考え から,``max-phrase-length''の値は学習データの単語数の上限である100とする.