next up previous contents
次へ: 結合価パターン辞書への判断条件の付与 上へ: 判断条件の設計 戻る: 判断条件の設計   目次

判断条件の種類

2.1を参考にして設計した判断条件を図3.1に示す.判断条件は階層構造となってお り,下位の判断条件は上位の判断条件の性質を引き継いでいる.最上位の判断条 件として「生理」,「心理」,「その他」がある.そして,「心理」の下位には「目標実 現」と「対人関係」がある.さらに「対人関係」の下位には3種類の判断条件を 分類する.

「生理」は生理状態に関係する格要素同士を関係づける場合に, 「心理」は心理状態に関係する格要素同士を関係づける場合に使用する. 「心理」の下位には,目標実現の関係にある格要素同士を関係づける「目標実現」 と,格要素同士が人間同士の関係であることを明示する「対人関係」がある.

また,「対人関係」の下位には,語義が非保証の特徴の表す状況から相対的に,格要素同士 が積極的な人間関係であることを明示する「対人関係・近」と,格要素同士が消 極的な関係であることを明示する「対人関係・離」,格要素同士が積極的な人間 関係であり,かつ優劣関係にあること を明示する「対人関係(上下)・近」がある. また,付与できる判断条件が複数考えられる場合は,1つに決める ことができないので,「その他」を付与する.

図 3.1: 判断条件の種類
\begin{figure}\centering
\begin{tabular}{l} \hline
生理\\
心理\\
\qquad 目標実...
...\qquad\qquad 対人関係(上下)・近\\
その他\\
\hline
\end{tabular}
\end{figure}



平成20年3月21日