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目次
文献[8]では,2.1.2節で述べた
それぞれの情緒に対して,情緒原因の特徴が階層的に定義されている.
階層構造の中では,下位の特徴は上位の特徴を継承しながらより具体的な特徴と
なっている.図2.1にその一例を示す.
情緒《好ましい》が生起する状況として〈自分にとって有利な状況になった〉と
いう特徴がある.これは最も抽象的な特徴であり,最上位特徴という.
最上位特徴の一段下は〈生理的〉と〈心理的〉に分かれる.さらに
〈心理的〉の一段下は〈目標実現〉と〈対人関係〉に分かれる.
また,〈目標実現〉
は一段下に3つの情緒原因があり,〈対人関係〉は一段下に2つの情緒原因
がある.
例えば〈獲得〉の特徴は「目標実現
に必要な物事を努力して手に入れた」であるので,上位特徴と比べた場合により具体的であること
が分かる.
図 2.1:
《好ましい》の情緒原因の特徴フレーム
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平成20年3月21日