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(2) ITM 訳出文に挿入後の結果

離散記号処理により,表[*]における翻訳失敗文の18文が翻訳成功文 となった.結果を表[*]に示す.
表: ITM 翻訳性能:離散記号処理を行った場合
実験条件 翻訳成功 (評価4,3) 翻訳失敗 (評価2,1) 適合無し
ITM 37% 27% 35%
(cross validation) (51/135) (37/135) (47/135)

翻訳失敗文は,大きく以下の2種類に分けることができた.

  1. ALT-J/E の翻訳文が誤っていた文
  2. ITM の翻訳においてパターンの選択が不適切だった文

後者の原因は,入力文が膨大な数のパターンに適合した場合に,人手で最適な パターンを選択することは困難であるためである.

以下に,離散記号処理による翻訳成功文,及び,翻訳失敗文を示す.太字部分 が離散記号に適合した日本語部分である.



平成20年1月27日