現在,ITMで使用する文型パターンは入力日本語文と文型パターンの照 合の後に,手動で選択している.この自動化に向けて,多変量解析の手法 により最適なパターンの選択が検討されている[4,5].
離散記号の訳出処理の自動化を行うためには, 挿入する英訳の形成と, 英訳の挿入位置の決定を行う必要がある. 英訳の形については,日英対訳文の対応関係から抽出の見込みがある. 挿入位置は英文の構文情報を用いる必要があり,検討をすすめている.