行為タイプが〔質問〕のパターン

対話行為が〔質問，＊，＊，＊〕のパターンの中から， 付与されていた情緒タグの件数の高いパターン上位10件を表19に示す （「＊」は任意を表す）．なお，$\theta$ の値でソートしている．

1.2

表 19: 〔質問，＊，＊，＊〕のパターン

対話行為	パターン		《P》			《N》			《A》			《S》			《なし》	$\theta$	件数
〔質問，その他，非過去，想像〕	CLWで？		9%			0%			23%			41%			23%	324	22
〔質問，その他，非過去，想像〕	CLWN。		10%			10%			15%			60%			0%	300	20
〔質問，プラン，非過去，想像〕	CLWV^$mizen$ う…。		0%			64%			7%			14%			0%	187	14
〔質問，プラン，非過去，想像〕	CLWV^$mizen$ う。		18%			53%			18%			9%			2%	180	45
〔質問，プラン，過去，想像〕	CLWV^$renyou$ たの？		30%			15%			8%			30%			13%	80	40
〔質問，プラン，非過去，想像〕	CLWV^$kihon$ ？		55%			20%			5%			0%			10%	78	20
〔質問，その他，非過去，想像〕	CLW？		38%			6%			4%			38%			12%	63	68
〔質問，その他，非過去，想像〕	CLNは？		59%			7%			10%			3%			14%	56	29
〔質問，プラン，非過去，想像〕	CLWV^$kihon$ の？		34%			11%			14%			23%			16%	54	44
〔質問，その他，非過去，想像〕	CLWN？		41%			0%			19%			15%			19%	33	27

表19から次のことが言える．

• 《P》と強いパターンと《S》の強いパターンが多い． 《P》が強いのは，主に期待感を伴って質問をすることが多いためと 考えられる． 《S》が強いのは，対話相手の発話文に対する聞き返しの際に驚きを伴っているためと考えられる （例えば「テストで100点取ったんでしょ？」という発話文に対して「誰から聞いたの？」といった具合）．