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評価Aの例



・例1

入力文 :たびたびお手数をかけてすみません

模範訳 :(I'm sorry to trouble you so often.)

英文パターン:<I$\vert N1$> be sorry to trouble

<you$\vert N3$^obj> so AJ($ADV2$).

生成文 :[I am sorry to trouble you so often.]

例1の入力文と生成文を比較すると,「お手数」が「trouble」,「すみません」 が「sorry」に対応しているため,意味が類似している.これに加えて,生成文 の構造が模範訳の構造と類似(例1では一致)しているため,評価はAが適当である.


・例2

入力文 :彼は西南役で有名な大将だ

模範訳 :(He is a general of Seinan Affair fame.)

英文パターン:$N1$ be.past $AJ4$ $N5$ in $N3$ of $N2$.

生成文 :[He was famous genneral in affair of Seinan.]

例2では,過去形になっているものの,入力文の意味を全て表現している上, 模範訳とパターンが若干異なるものの,非常に判り易い構造であるため,評価A が適切と判断した. ・例3

入力文 :たびたびお手数をかけてすみません

模範訳 :(I'm sorry to trouble you so often.)

英文パターン:<I| $N1$> $V3$.past $N2$^poss ADV($V5$) $N4$.

生成文 :[I apologized you over the trouble.]

例2では,入力文の「たびたび」を表現できていないものの,入力文の意味が損 なわれているわけではなく,パターンも綺麗であるため,評価Aが適切と判断し た.



平成18年3月20日