発話文解析器の動作確認の結果

発話文解析器の動作確認の結果，コーパスに記述されている通りの解析結果が 出力された． しかし，発話行為の解析において，複数のパターンとマッチしてしまうために， 解析結果が過剰に出力されてしまうこともわかった． 20ターン程度の対話で，5〜6文の発話文が過剰に解析され，その過剰分は平均 5パターンであった．

発話文解析器の動作確認の結果を，表7に示す．

表 7: 発話文解析器の動作確認の結果

		過剰解析
入力発話文	解析結果	（個）
あ、姉さんかあ。	独り言	7
何よまる子じゃん。	呼び掛け	0
……。	沈黙	1
こうなったら一緒に帰るぞっ。	プランの要求-$SP$および$HR$が一緒に帰る	0
あ。	叫び	2
何をやっているのよもう馬鹿。	認識の伝達-$HR$が馬鹿である	0
自分こそ。	認識の伝達-$SP$が｛馬鹿である｝	0
……。	沈黙	1
おや。	つぶやき	0
あの木の下、何だろう。	認識の質問-何かあの木の下にある	0
行ってみようか。	プランの要求-$SP$および$HR$が｛あの木の下｝に行く	0
うん。	プランの受諾-$SP$および$HR$が｛あの木の下｝に行く	4
行くよ。	プランの要求-$SP$および$HR$が行く	0
待って。	プランの要求-｛$SP$および$HR$が｝行く	7