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入力発話文が,jppにより形態素解析され,適合する発話文パターンを検索 する.さらに形態素解析の結果,発話文パターンに代入される値がわかる (図11).
つまり,入力発話文の解析結果,ID番号は,「SC01006027」で,発話文パターンの 変数は,「行く」であることがわかる.
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適合したパターンのID番号と,発話文パターン辞書のID番号とを照合し, 心的状態を抽出する(図12).
つまり,ID番号についての照合の結果,発話行為は,「プランの要求」で, その心的状態は,「およびが」であることがわかる. ここで,には勧誘者(話し手),には被勧誘者(聞き手)の情報が 代入される.また,図11より,には「行く」が代入される.
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発話対ルールベースと,信念WM内の蓄積情報により,対応する発話対の検索を 行い,解析結果を補完する(図13).
つまり,文脈情報についての照合の結果,「移動先は場所である。」ことが 検索され,解析結果が,「{あの木の下}に行く」と補完される.
以上より,「プランの要求-とがあの木の下に行く」 という情報が,信念WMに蓄積される. との情報は,対話の始めに設定された情報が入力されるが,ここでは示して いない.