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単語の変数化

対応がとれた単語において,変数化を行う.変数化は,表4に従う. 例えば,``花''という単語は,形態素解析の結果,一般の名詞である. これは,表4より,``N''と判定される.


表 4: 自立語の変数化
単語 品詞変数
の品詞 日本語 英語
用言性名詞 $NS$ 無し
数詞 $NUM$ $NUM$
代名詞 $PRN$ $PRN$
一般の名詞 $N$ $N$
動詞 無し $V$
形容詞 $AJ$ $AJ$
形容動詞 $AJV$ 無し
副詞 $ADV$ $ADV$
連体詞 $REN$ 無し
数助詞 $UNIT$* 無し

(*$UNIT$は,辞典[4]に収録されている語を対象とする)

今回,助数詞変数UNITを導入した.これは,日本語表現の数助詞は,英語表現に反映さ れないことが多いためである.この変数に関しては,アライメントをとる段階 で日本語表現にあり,英語 表現になくてもよいとした.それは, 入力した日本語表現において数助詞があった場合, 作成したパターンにある数助詞と全く同じ数助詞がなければ,パターンの候補がなくな っていまうためである.いくつかの例を表5に示す.


表 5: 数助詞のつく名詞句
日本語 英語
2人の男 two men
その2台の車 the two cars
3つの異なるやり方 three different systems
4個の単結合 four single bonds
これら爆撃機の13機 thirteen of the bombers



平成18年3月24日