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調査結果

(1)から(4)までの単語レベル文型パターン辞書に対する, 文型パターン拡大率を 表2に, 適合率を表3に示す. この結果, 現在の単語レベル文型パターンに付与 されている選択記号は単語レベル文型パターン辞書の日本語パターン数を2倍相 当にしていて, かつ適合率をおよそ2%向上させている. しかし, さらなる適合 率の向上を狙い作成した辞書は, 付与を最も多く行った辞書(単語レベル文型パ ターン辞書(4))で日本語パターン数が7倍近くに相当するにもかかわらず, 適合 率がほとんど向上していない.

この結果, 現在の単語レベル文型パターン辞書に付与されている選択記号は, 表 現のゆらぎを吸収するのに十分な効果があると言える.


表 2: 各辞書に対する文型パターン拡大率
辞書 展開パターン数 文型パターン拡大率
(1)選択記号無し 122,619 1.00(122,619/122,619)
(2)オリジナル 245,850 2.00(245,850/122,619)
(3)最長均一化 711,055 5.80(711,055/122,619)
(4)新作成 826,758 6.74(826,758/122,619)


表 3: 各辞書に対する適合率
辞書 自己以外に受理 適合率
(1)選択記号無し 56994 46.330(56994/123451)
(2)オリジナル 60180 48.748(60180/123451)
(3)最長均一化 60243 48.779(60243/123451)
(4)新作成 60248 48.803(60248/123451)



平成18年3月24日