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選択記号

選択記号とは, 表現要素のグループ化を行うため, 助詞, 助詞相当語, または, 副詞などの字面のうち, 同一の意味で異なる表記を持つものを対象に, 置き換え 可能な表現として指定したものであり, (…|…)のように表記する.

2.1節の例において日本語パターンに(ひとりで|一人で)や(何でも|なんでも) という選択記号を付与することにより, 日本語原文の「自分ひとりで何でもやる のが彼の主義だ。」だけでなく,「自分一人で何でもやるのが彼の主義だ。」や 「自分ひとりでなんでもやるのが彼の主義だ。」のように表現がゆらいでも文型 パターンパーサで受理可能になる.

以下に, 選択記号の具体例を示す.

<選択記号の具体例>
 

(て|で)

(まで|迄)

($V6.kako|ND6$をした)

(ようだ|様だ)

$(V5.tekureru$^ $meirei|V5.tekureru.meireigo)$

(とても|迚も)

(ような|様な)

$(V4$^ $meirei|V4.meireigo|ND4$をしなさい)

(行く|いく)

(てき|て来)

(けれど|けど)



平成18年3月24日