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パターン記述言語

文型パターンを構成する要素には,字面,変数,関数,記号がある. 変数には, 名詞を表す$N$,動詞を表す$V$,名詞句を表す$NP$などがある(表 1). また, 関数は,変数に適合する値の形式や,字 面の指定,表現の統括を行う(表2). 一方, 記号は, パターン要素の適合の仕方について,任意化,選択,順序変更,記憶という制御 を行う(表3および表4).


表 1: 変数一覧
変数名 意 味 変数名 意 味
単語レベル 句レベル
$N$ 名詞 $NP$ 名詞句
$ND$ 「する」に先行する名詞 $VP$ 動詞句
$NUM$ 数詞 $AJP$ 形容詞句
$TIME$ 時詞 $AJVP$ 形容動詞句
$V$ 動詞 $ADVP$ 副詞句
$AJ$ 形容詞 節レベル
$AJV$ 形容動詞 $CL$
$ADV$ 副詞  
$REN$ 連体詞  
$GEN$ 限定詞  


表 2: 関数一覧
種類 意味と例
  変数に後続する表現の形式を指定
 
  変数に対応する表現の形式を指定
 
  変数に含まれる字面を指定
 
  引数内表現を指定する変数が統括
 


表 3: 記号一覧
記号名 表記 意味
離散記号 /... 文型に無関係な要素
選択記号 (…) いずれかの要素列と適合
任意記号 […] 文型選択上,任意の要素
補完要素記号 <…> ゼロ代名詞等
tabularl順序任意要素
 指定記号 
{…,…} 順序入れ替え可能な範囲
tabularl位置変更可能
要素指定記号
$n^{…}, $n 指定位置に入れ替え可能
文節境界記号 ! 文節の境界と適合
記憶記号 #n 適合内容を記憶


表 4: 離散記号の適合条件
表記 適合条件
y 連用節
t 連体節
c 格要素
f 連用修飾句(副詞句)
k 連体修飾句(形容詞,形容動詞連体形,連体詞)


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平成18年3月24日