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文型パターンデータベース

文型パターンは,日英言語の表現対において,線形要素を変数記号に書 き換えたパターンである[1]. 本研究は文型パターン辞書に収録さ れた単語レベルの文型パターン(12万対)を使用する. この辞書には,単語 レベルのほか,句レベル,節レベルが収録されており,その中の単語レベルは 表現に含まれる名詞,動詞,形容詞,副詞などの自立語の線形な要素を変数 化している. 単語レベル文型パターンの例を以下に示す. 単語レベル文型 パターンは, 日英文型パターン対作成時に使用した対訳(原文)と原文を元 に作成された日英文型パターン対が収録されている. 以下に例を示す.

単語レベル文型パターンデータベース例1より, 日本語パターンの 「$WJAO003535$-00」は単語レベル日本語文型パターンのパターンIDを表し, 「$ADV$」は 副詞を表し, 「.kako」は過去形を表している. また, $NY$は日本語語彙大系の用言意味属性番号を表し, $IY$は池原用言意味属性の意味属性番号を表している.
一方, 英語パターンの「$WEAO003535$-00」は単語レベル英語文型パター ンのパターンIDを表している. また, 「.past」は過去形を表し, 「.passive」は受動態を表している.

同様に, 単語レベル文型パターンデータベース例2より, 日本語パター ンの「AJ」は形容詞を表している. また, 「.hitei」は否定 形を表している.

一方, 英語パターンの「Î<>poss」は名詞の所有格変化を表している.

同様に, 単語レベル文型パターンデータベース例3より, 英語パターン の「.pft」は完了形を表し, 「.pron」は名詞の目的格変化 を表している.


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平成18年3月24日