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実験2(jpp_20050627, 3LevelPattern_ver9.0.0)

文型パターンパーサを用いて入力文110文と文型パターンデータベースを照合し た所, 62文が文型パターンを1つ以上抽出できた. 入力文は文型パターンデータ ベースには含まれていない. したがって, 実験2はオープンテストとなる.

文型パターンを1つ以上抽出できた62文の入力文中, 7文は文に動詞が含まれてい ないため用言意味属性を用いた絞り込みの効果を確認できない. よって, 動詞 が含まれていない7文については対象外とし55文について絞り込み実験を行っ た. 対象となった55文に対して, 抽出できた文型パターンの総数は1047パター ンで, 抽出できた1047パターン中, 動詞部分が字面で表記されているパターンが 16パターンあった.

動詞部分が字面で表記されている16パターンについては, 用言意味属性の条件に関係なくP1およびP2の結果に含めた.

絞り込み実験の結果を表12に示す.また, R1, P1および P2のグラフを次ページに示す. さらに, 付録5に抽出された全ての文型パター ンの評価を載せる.


表 12: 実験2結果
\scalebox{0.8}{
\begin{tabular}{\vert c\vert\vert r\vert r\vert r\vert c\vert c\...
...{20\%} \\
(36分類) & (42/103) & (66/341) & (21/42) & & \\ \hline
\end{tabular}}
(括弧内の数字は, R1およびP2は文数を表 し, P1はパターン数をそれぞれ表す. )


12より, R1, P1およびP2において最も高い値はそれぞれ, R1は53%(文法情報), P1は58%(IK第4分類), P2は51%(IK第1分類)であっ た. また, NYを用いた場合, R1は41%, P1は19%, P2は50%であった.

図 5: R1の結果(実験2)
\includegraphics[height=4.5cm,width=12cm]{r1_jpp2.eps}  

図 6: P1の結果(実験2)
\includegraphics[height=4.5cm,width=12cm]{p1_jpp2.eps}  

図 7: P2の結果(実験2)
\includegraphics[height=4.5cm,width=12cm]{p2_jpp2.eps}  



平成18年3月24日