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目次
文型パターンパーサを用いて入力文110文と文型パターンデータベースを照合し
た所, 62文が文型パターンを1つ以上抽出できた. 入力文は文型パターンデータ
ベースには含まれていない. したがって, 実験2はオープンテストとなる.
文型パターンを1つ以上抽出できた62文の入力文中, 7文は文に動詞が含まれてい
ないため用言意味属性を用いた絞り込みの効果を確認できない. よって, 動詞
が含まれていない7文については対象外とし55文について絞り込み実験を行っ
た. 対象となった55文に対して, 抽出できた文型パターンの総数は1047パター
ンで, 抽出できた1047パターン中, 動詞部分が字面で表記されているパターンが
16パターンあった.
動詞部分が字面で表記されている16パターンについては, 用言意味属性の条件に関係なくP1およびP2の結果に含めた.
絞り込み実験の結果を表12に示す.また, R1, P1および
P2のグラフを次ページに示す. さらに, 付録5に抽出された全ての文型パター
ンの評価を載せる.
表 12:
実験2結果
(括弧内の数字は, R1およびP2は文数を表
し, P1はパターン数をそれぞれ表す. )
|
表12より, R1, P1およびP2において最も高い値はそれぞれ,
R1は53%(文法情報), P1は58%(IK第4分類), P2は51%(IK第1分類)であっ
た. また, NYを用いた場合, R1は41%, P1は19%, P2は50%であった.
平成18年3月24日